キャッシング会社にまず一報!カード紛失や盗難にあってしまったら?

現在、社会人が持っているクレジットカードは平均約4枚と言われています。キャッシングのカードを持っているなら、これにあと数枚と言ったところでしょうか。日常的に使うカードはお財布に入れている方が圧倒的だと思います。突然ですが、もしこのカード類を失くしてしまったり、盗まれてしまった場合、皆さんはどのように対応しますか?

「警察に被害届けを出す」と言うのが、一番多い答えではないでしょうか?仮に落としたならば、すでに交番などに届いているかもしれませんし、警察を頼るのが一番早いと思います。しかし、紛失したと言う事は、最悪、誰かに拾われて使われていたり、実は盗まれていたなんて事になったら、被害届けだけでは済む話ではありません。被害届けを出すタイミングと同じくして、カード会社に失くした事実を知らせて、カード機能を停めるのも、すぐに行なって欲しい対応です。その流れでカードの再発行を行なってもらいましょう。

キャッシングのカードは、クレジットカードに比べて、利用する時に暗証番号を絶対必要としますから「そんなに慌てなくても」という人も中にはいるかもしれませんが、暗証番号がすぐ分かる番号なら、あっという間に不正使用されてしまう可能性だってあります。特に最近のカードセキュリティに関する調査では、暗証番号は簡単な数字に設定しているという結果も出ていますから、のんきに構えるのは、大変まずい事なのです。もし、紛失した事にすぐ気づかなかった場合には、不正使用される可能性が高くなりますから、気付いた時点ですぐに警察やキャッシング会社に連絡をするべきなのです。

紛失が分かって、カード機能の停止を行なった間での不正利用が判明した場合、使われた額はすぐに補償されるイメージがありますが、不正利用が証明できなければ、損失の補填が出来ない場合があります。特にキャッシング被害の場合は、カードと暗証番号が分かるもの(生年月日が暗証番号なら、財布に身分証明書も一緒に入っていた等)が一緒になくなっていた場合、紛失者の管理責任も同時に問われる事になります。その結果、被害額を全額補償してくれるのは難しくなるようです。

また、カードの再発行は、即日で出来るわけではありません。再発行の場合には、身分証明書などを持って直接店舗に受け取りに行く事が必要になりますから、利用者にとっては、予想以上に面倒な手続きになります。

紛失や盗難は、本当に避けたいものです。万が一、そうなってしまった場合にそなえて、警察やカード会社に速やかに連絡する事と暗証番号が分かるものと一緒にカードを持ち歩かない事だけは、覚えておきたいものです。

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